今週はアメリカでDanDoh(暖土)というニットデザインのブランドを立ち上げられ、大活躍されているゆみこさんのインタビューです。アリゾナから素敵なパターンを続々と発表されているゆみこさんですが、2007-2009年は毛糸だまで「アリゾナより愛をこめて」というアメリカでのニットデザイナーとしての生活やアリゾナでの編み物生活などを綴ったエッセイの連載をしていたので、そちらからご存知の方も多いのではないかな?(バックナンバーをお持ちの方は是非読んでみてくださいね!)
そんなゆみこさんがデザインをするに至ったきっかけ、デザインへのインスピレーションなどなど素敵なエピソード満載のインタビュー、お楽しみください♪
- 何を作られているのか教えてください。
棒編み、カギ編みのデザインをしています。日本では オリジナル作品の販売をしていましたが、デザインをパターン化したのは アメリカに引っ越してから。最初は ワンサイズで 色と素材を楽しめるフェルトバッグ。パターンを書くのに慣れてきてから、セーターやカーディガンなど 着るものもデザインをするようになりました。
- 何をきっかけに、それらのものを作り始めたのですか?
子供の頃、母とよく行ったスーパーの隣に毛糸店があり、そのお店の前のワゴンにあった毛糸を見ていて 編み物に興味を持ちました。そして 好きだった芸能人にセーターを編もうと思いついて 編み物を始めることに。すぐに 通学のときに 編み物をしながら歩いていたほど 編み物に のめりこんでいきました。本などに載っているデザインを自分好みに変えたりして デザインの物まねみたいなことをしていましたが、偶然足を運んだニット展で ニットデザイナーと知り合い、定期的に編み物の基礎とデザインの指導を受けるチャンスをいただき 本格的にデザインを始めるようになりました。
アメリカでは 出産をきっかけに 会社を退職し、息子たちと過ごしながらできる仕事として 編み物のデザインのパターンを販売するようになりました。
- 今までに作ったものの中で一番のお気に入りは何ですか?なぜお気に入りなのかも教えてください。
一番気に入っているのは 自分らしさが出ている フェルトバッグです。
手作り感がいっぱいで 色と素材の両方を思い切り楽しめるフェルトカバンに 夢中で たくさん作りましたが、これが一番のお気に入り。365日 持ち歩いています。このデザインの編地の写真を 名刺に載せているのですが、見知らぬ人から このカバンはYumikoのデザインでしょと声をかけてもらうこともあるほど。すっかり私のトレードマークとなっています。
- 普段次に何を作ろうか決める決めては何ですか?
私のデザインの基本は、“私のクローゼットにあったらいいもの“かな。編む時も楽しく、使うのも楽しく。といった感じです。朝 着替えをしているときに このワンピースには、こんな感じで あんな感じのものがあったら いいのに、とか カフェで 素敵な洋服を着ている人がいたら、それをニットにしたらどんな感じかなと考えてみたり。。だから 全ては自分が着たいものですね。でも 洋服店ではいるような きれいさではなく 手編みならではの雰囲気がある仕上がりが好きです。せっかく手をかけて編むのですから。
- ハンドメイドをしていないときには、何をしていますか。
編み物をしていない時は、、、 ほとんどないです(笑)。夜 寝るときくらいかな。すっかりと編み物中毒です。編み物が手にないと不安になってしまうような(本当)。エクササイズバイクに乗っている時も、散歩している時も、息子たちのスポーツのゲーム観戦、テレビや映画を見ている時も 編み物をしています。料理をしている時も 手があくときは キッチンで編み物。でも 編み物をしていると体を動かす時間が減ってしまうので、ヨガに行っています。ヨガの間は編み物はしていません。
- これからやってみたいこととかありますか。
編み物をしない人にも 私のデザインを楽しんでもらえることができたらいいなあって思っています。
お忙しい中、ありがとうございました!ゆみこさんのデザインはアリゾナの砂漠、太陽、空などその土地の影響も受けているのだそうです(ラベリーの紹介ページより)。アースカラーのあたたかみ、写真からも伝わってきますね。
その他のデザインや、ゆみこさんのデザイン/編み物生活をご覧になりたい方、ゆみこさんのブログは、暖土DanDoh編み物日記、ラベリーのページはこちらです。是非チェックしてみてくださいね♪
早速パターンを買い求めたいという方は、ラベリーとPatternfishというサイトからご購入いただけます。
直接のご連絡は、DanDoh-at-cox-dot-netへお願い致します。
[写真はすべてゆみこさんよりご提供いただきました。]