今日は一風変わったあみぐるみデザイナーさんをご紹介します。Shoveさんは、Croshameというラベリー名、etsyのお店から、ふだんのかわいいハッピーなあみぐるみとはうってかわって、ダークな一面をあみぐるみで表現しているアーティストさんで、最近、Craft:というサイトで、エクソシストの舞台を表現したあみぐるみのプレイセットが紹介されました。見たことがある方もいらっしゃるかな?
自分のあみぐるみのスタイルとは180度違いますが、その表現力、怖さに、ひゃぁ〜、あみぐるみってこんなことも出来るのねぇ、と感心せざるを得ません。
そのShoveさんですが、サンフランシスコ生まれで、2002年に美術大学を卒業されたアーティストさんです。現在、サンフランシスコに、愛犬のMansonとだんなさまのChuckさんとお住まいで、最近、お仕事を辞めてアーティストとして活躍していこうとがんばっていらっしゃるそうです。
尚、私が訳をしていますので、つたない表現、間違いなどはデザイナーさんご本人ではなく、私の翻訳の未熟さによる間違いです。ご了承ください。英語のオリジナルはこちらからどうぞ。
- あみぐるみを作るようになったきっかけは何ですか。
去年、編み物に初めてチャレンジしたときに、棒針で編んだあみぐるみを見たんだけど、輪針や4本針に信じられないくらい怖じ気づいてしまいました(実は今でも)。それからちょっとして、友達がかぎ針の編み方の本を誕生日にくれて、最初は渋々だったんだけど、徐々に楽しめるようになって。だんだん上達して、他のデザイナーさんのかぎ針のあみぐるみをいくつか編んだ後すぐに自分でデザインするようになって、それから止められなくなりました。
- ふだん、次に何を作ろうか決める決め手は何ですか。
過去に、すごいたくさんの映画や、漫画、テレビを見たのと、オルタナティブのポップカルチャーにハマっていたので、大抵は、その中から心に残ってるものをアイディアとして使います。たまに、毛糸とか色から何を作ろうか思いつくこともあります。
それと、ちょっと怖い感じのアートとかぬいぐるみデザイナーさんのブログを読んでいるので、それが刺激になります。常にスケッチブックを持っていて、それにアイディアを描いておきます。そうすると実際にあみぐるみを作るのがずっと楽になります。正直なところ、自分の作ったあみぐるみが自分の思い描いたように出来上がると自分でびっくりしたりするんですよ。よくあることなんですけどね。
- Shoveさんのあみぐるみの特徴は何でしょう?
普通かぎ針のあみぐるみに見られるようなものよりも、ダークで、奇妙な題材に惹かれます。明るい題材も好きだけど、私の独特なユーモアのセンスと、恐怖、不快感が、どんな媒体をとっても私の作品に表現されていると思います。これからもかわいいうさぎちゃんとか、クマとか、小犬とかも好きだろうとは思うけど、最初に惹かれるのは、血とか流血とかなのです。うさぎちゃんと流血がうまく合わせられたときに一番満足します。
- 今までに作ったあみぐるみの中で一番のお気に入りは何ですか。またそれはなぜですか。
一番のお気に入りを敢えて挙げるなら、”Who Killed Nancy-gurumi”セットのNancy Spungen [sex pistolsのベーシストのガールフレンド]です。15歳のときにナンシーの母親が書いたナンシーについての本で彼女の問題を抱えた生活や郊外で育ったことなどを読んでナンシーにハマってしまいました。最近のドキュメンタリーでナンシーがボーイフレンドのSid Viciousに殺されたとされる事件を再検討するのを見た後で、ナンシーに捧げるあみぐるみを作ろうと思い立ちました。彼女が生きていて見ることが出来たら、きっと気に入ってくれただろうと思います。
- 他の人が作ってくれたハンドメイドで今も大事にしているもの、あるいは、今でも心に残っているものはありますか。また、それはなぜですか。
私の友達はすごくクリエイティブな人が多いのでいろんな種類のすごい芸術作品を作ってくれますが、ハンドメイドの作品で言うなら、母が、私が赤ちゃんのときに作り始めて95年に亡くなる直前に完成した棒針編みの毛布でしょうか。シンプルなガーター編みのオレンジ、緑、薄いピンクのアクリル糸で出来たスクエアを太い白い糸で縫い合わせてあるものです。家の中で、見た目一番素敵な作品とはとても言えないような作品だけど、一番大切にしているものの一つです。他のアフガンや毛布と供に、私が編み物をするときに座るリクライナーにかけてあります。
- あみぐるみを作っていないときは何をしていますか。
ハンドメイド以外に、美術(絵画、デジタルワーク、彫刻)が好きです。今、最近ハマっているもの(あみぐるみとテレビ番組Hoarders)を組み合わせた絵に取り組んでいるところです。
カルト映画のファンで無名のポップカルチャーおたくです。少しだけど作家活動もしています。Movie Pukeというひどい映画批評の雑誌を自費出版しているのと、そのブログで今年見た映画の批評を書いています。
それから、Fleisch und Eier (ドイツ語で「肉とたまご」)という美術雑誌、Pickle and Sandboxというコミック本も出版しました。だけど、最近は編んでいる時間が多くて、他のする時間がないのが実情です!
- あみぐるみ作り以外のことで、ブログに公表したことないことを何か一つ教えてください:)
車を持っていません、というか運転の仕方を知りません。
でも、Sweet Valley Highのオリジナルの本をほとんどすべて持っています。
それからパズルも。それからボードゲームも。
私の名前は、男の子に生まれていたら「ティモシー」になるはずでした。
- Shoveさんのこれからのプランを教えてください。
もっとユニークさを追求するためにもっと込み入ったことが出来るようになりたいです。時間と練習によるものなんでしょうが。映画やポップカルチャーを舞台にした作品にこれからも取り組んでいくつもりです。最近、エクソシストのセットを作り上げて、とっても楽しかったです。これからの作品についてもたくさんいろんなアイディアがあります。
Shoveさんから最後に一言。
あみぐるみを作ってる方々にあげられる最善のアドバイスは、もし作ってる途中で気に入らなかったら、ほどいてやり直すこと。やり直してもそんなに時間がかかるものではないし、最後にはやり直して良かったと思うと思います。
実はこの最後のは送られてきたとき、怖さのあまり目をそらしてしまいました(苦笑)怖いし気色悪いよねぇ。でもすごい作品です。
どんなスタイルがお好みにせよ、Shoveさんのアートのすごさはご理解いただけるのではないかと思います。他の作品にもご興味がある方、彼女のサイトは、Croshameで、ラベリー名も同じくCroshameです。同名のetsyのお店から作品の販売もしていて、その他のアート作品はdoomedtoliveで販売されています。
Facebookとツイッターにも参加されているとのことです。(ちなみに、この2つには絶対手を出さないと思っていたのに!だそうです。私もfacebookにはなぜか二の足を踏んでいるところなので分からなくもないな)
















